目がキラキラで髪が縦ロールという、一昔前の時代を感じさせられるお嬢様キャラクターの絵が目を引き、店先で見つけてつい手にとってしまうと、更に「そんなお肌で私に勝てるとでもお思い?」等の挑戦的(?)な決めゼリフが心をくすぐり、購買意欲がそそられるパッケージのコスメ、『ラブラボ』という会社から発売された『美肌一族』が大ヒットしています。
ラブラボの女性社長・芝本裕子さんが会社を設立するきっかけとなったのが「シートマスク」でした。
韓国が好きで、頻繁に旅行をしているうちに、日韓での市販のシートマスクの違い・・・
「日本では普段使いではなく特別なお手入れ品という感覚で値段も高く、韓国では普段から肌のコンディションによって使い分けるという感覚で種類も多く、1枚ずつ購入できて値段も安い」という点に気付き、シートマスクにチャンスを感じて友人と共に会社を設立するに至ったそうです。
作った商品を消費者に買ってもらう為に、「良い商品である事は当たり前」と考え、「消費者に強いインパクトを与えなければ」と、商品のキャラクターを立てた上で、携帯サイトとの連動によって売り出すという戦略が決まりました。
そして、携帯サイト「ガールズウオーカー」にて携帯マンガ小説『美肌一族』の連載を開始したところ、瞬く間に人気となりました。
ストーリーは、主人公の「美肌紗羅」が世界一の美肌を目指して1人で巨大な勢力に立ち向かい、許されない恋に泣くという純愛物語です。
連載開始から2カ月後、「美肌紗羅」がパッケージのシートマスクを携帯サイトで先行発売したところ爆発的なヒットとなり、ドラッグストア等では専用売場を設けるまでに至ったのです。
現在『美肌一族』のシリーズは、シートマスクだけでなく数々のスキンケア商品やメイクアップ商品が充実し、それぞれにファンも多くいます。
『ラブラボ』という会社の成功は、1人の女性の斬新なアイデアから生み出された『美肌一族』が支えているのです。